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【dekisugiコラム】海外面接のポイント(技能実習制度)

 

外国人材活用に向け、海外面接のポイントを5点まとめました。

ぜひみなさまの業務にお役立てください。

 

◆実技試験をするのかしないのか?

職種によっては実施したほうが良いでしょう。ただし、現地では準備できるものできないものがありますので、事前にきちんとすり合わせをし、現地の候補者のレベルに合った試験を準備しましょう。
以前、技術レベルの高すぎる自社製品の実技試験を実施したものの、結局誰もできず、何もわからず、妥協で採用した例もありました。

各国送り出し機関は「大丈夫です」と言いがちですが、報告を鵜呑みにせず、動画等で渡航前・実施前に確認することをオススメします。事前に候補者に練習してもらうのかも合わせて指示をしましょう。
 
また、実技試験と口頭面接であれば、実技試験を先に実施することをオススメします。
実技試験をするということはスキルを重要視していますので、候補者の技術レベルを順位付けした上で、受け答えや性格、複数名採用する場合は候補者同士の相性等で微調整していくほうが、精度が高いと思われます。 


◆体力試験をするのかしないのか?

一般的に外国人の方は体力があるので、個人的には不要では?と感じます。ただ、諦めない気持ちややる気等を見たいと実習実施者が希望するなら、実施すべきでしょう。

ただし、送り出し各国、季節(炎天下等)と実施内容によっては、命の危険もありえますので、日本側の自己満足とならないように注意が必要です。そもそも、日本人社員を雇用するときに体力試験をやっていますか?というお話でもあります。


◆クレペリン検査をするのかしないのか?

送り出し各国、販売代理店があるので、正規の実施が可能です。ただし、当然ながら費用が発生するので、日本側で負担するようにしましょう。送り出し機関が支払うと、実習生の費用に上乗せをされることが起こる可能性があります。

また、申し込み・実施・結果までに時間を要するので、スケジュールには余裕をもって進めてください。


◆サクラがいるのかいないのか?

C国・V国の実習生候補者の募集が、職種・給与によっては既に非常に難しくなっており、求人に対して、1倍も集まらないこともよくあります。

その際、送り出し機関が主導で日本へ行く気がない者を参加させる、あるいは、募集ブローカーが参加ボーナスを得るだけの為に日本へ行く気がない者を参加させることがあります。合格してしまった場合は、合格後に「両親の反対で…」「病気で…」「事故で…」「身内の不幸で…」等、理由を付けて辞退の連絡をしてくるでしょう。

地方・最賃・残業が少ない縫製/建設/農業の求人を出す監理団体さんは要注意です。

正直に申し上げますと、上記のような求人ですと、送り出し機関か募集ブローカーに大なり小なり残業等を盛られているか、あるいは、騙されているか、もしくは、余程その会社・仕事でなければならない理由(ほとんどないですが)がない限り、そもそも参加しないでしょう。

また、金太郎飴のような自己紹介で、「日本語上手だね」や、定型文句のような質疑応答で満足していると、サクラを引きやすいです。

C国・Vで、心の底から「日本は経済大国だから~」「日本人のやり方を~」「日本の文化を~」「日本の技術を~」と考えている候補者は多くはないと見たほうが安全です。

まずは、面接で綺麗な答えは不要なので、正直に答えさせることを徹底しましょう。

その前置きがあっても、上記のような答えしかできない、筋が通っていない、脈絡がない候補者は十中八九がサクラ、あるいは、日本へ行く意思が薄弱な候補者である可能性が非常に高いです。


◆補欠を取るのか取らないのか?

日本へ行けるかどうかがわからない上に、別の採用面接も溢れている中にあって、1週間も2週間も待つでしょうか?
特に、C国・V国で補欠は無意味だと思われます。

不合格になった瞬間、別の送り出し機関に移動して、別の採用面接に参加します。

普通の送り出し機関であれば、面接前に健康診断、家族の同意は得ていますので、面接後に辞退が起こることはそうありません(サクラは除きます)。

万が一、採用者から辞退者が出てしまった場合は、送り出し機関に新たに募集をしてもらい、再度面接を行うか、前回の面接時に不合格者にした候補者の中から繰り上げ合格にする(その候補者が連絡時点でフリーだった場合に限る)の二択です。

どんな採用面接をするにしても、日本側の独断で送り出し機関に任せきりするのは控えましょう。 

どの国でも、できることできないことがありますので、上手に落とし所を見つけてください。

 

外国人受入適正化協議会 ~SAVE~ 宮本

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